EPSONのMJ1000、MJ1050シリーズやMJ3000、MJ6000シリーズではA2版のトレーシングペーパーをプリンターに差し込むことは出来てもA2版を横にした状態で出力図面を上下中央付近に作図<画像1>する事は出来ませんでしたが、JW_CADのプリンタードライバーHPGLP(作者:お昼寝さん)を使ってのみ出力可能でした。
つまり、Windows版のJW_WIN、Sh32、JWB32、HO_CADでは180°回転出力機能がなかったため、A2版出力は出来ても偏り状態<画像3>での出力でした。
しかし、この度HO_CAD作者の岡崎氏より頂いたHO_CADVer1.16+αテスト版によると180°回転印刷機能が追加され見事に可能となりました。<画像6><画像7>


<画像1>
全体

<画像1>これは、JW_CADでHPGLPを使って出力した物です。 出力するとき180°回転を行っておりますから、紙がプリンターから出てくるときは枠の下側(事務所名、図面名を書くところ)が左端<画像4>になって図面番号の部分が先頭になって出てきます。
<画像2>
拡大

<画像2>JW_CADでHPGLPを使って出力した物を拡大しました。
<画像3>
比較

<画像3>2枚重ねています。 手前にあるのがHO-CADで出力しました。Sh32やJWB32でも同じようになります。 右端が建築様式の枠線に重なっています。 左端はこれ以上、物理的に印刷できません。
<画像4>
プリンター出力状況

<画像4>JW_CADでHPGLPを使って出力している状態です。このことが、HO_CAD Ver1.16+αで可能になります。古いMJシリーズのプリンターが業務に使えるようになり、これからJW_CADを始める人がMJシリーズを手に入れることが出来ればラッキーです。
<画像5>
拡大

<画像5>物理的にできない部分を拡大しました。
<画像6>
HO_CAD印刷

<画像6>HO_CADの180°回転機能を使って出力しました。
<画像7>
拡大

<画像7>JPEG画像データーを動じ出力しました。
最近のカラープリンター比べるとMJ3000CのJPEG画像出力は見劣りしますが、
A2版に出力できます。MJ6000でしたら画像がもっと綺麗に出力できるでしょう。
画像やペイントのデーターを含んだ180°回転機能出力は問題が多くて先送りになるようです。
線に関してはMJ1000,MJ3000,MJ6000もほとんど変わりません。
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